2016年度花粉情報 No.1 (16/2/1更新)

今年もぼちぼち症状が出ている方もあるようで…(まだ花粉は飛んでいないはずなのですが)、薬を取りに来られる方が増えてきました。今年の花粉飛散状況はどうなるでしょうか?環境省、日本気象協会等のホームページから転記してまとめてみます。

平成27年の7月は東日本と北日本でスギやヒノキの雄花形成が多くなる気象条件になり、西日本では逆に雄花形成が少ない気象条件になりました。しかし、8月中〜下旬には全国的に天候不順となり、東日本ではこれらの気象条件等の影響で、前シーズンよりスギ雄花の形成が不良の地域が多くなりました。一方で、西日本は気象条件よりも、前シーズンの花粉飛散量が非常に少なかったこと等の影響が大きく、前シーズンよりスギ雄花の着花量が増加した地域が多くなりました。.

[平成28年春のスギ・ヒノキ花粉総飛散量の予測について]
(1)前シーズンとの比較
平成28年春の花粉飛散量は前シーズンと比較すると、東北地方では「やや少ない」となる地域が多く、関東及び北陸地方では「前年並み」、甲信及び近畿地方では「前年並み」又は「やや少ない」となる地域が多い見込みです。一方で東海地方は、「かなり多い」地域から「やや少ない」地域まで幅広く存在し、中国、四国及び九州地方は大半の地域で「かなり多い」となると予測されます。.
(2)例年との比較
例年との比較では、東北及び甲信地方では「例年並み」又は「やや少ない」となり、関東、四国及び九州地方では「例年並み」、北陸、東海及び近畿地方では「やや少ない」となる地域が多い見込みです。中国地方は「例年並み」の地域から「かなり多い」地域まで幅広く存在すると予測されます。.

 


[平成28年春のスギ花粉飛散ピーク時期予測について]

平成27年11月および12月の気温は全国的に平年より高くなり、平成28年1月上旬もこの傾向が続きましたが、中旬以降は逆に平年より低い日が続きました。気象庁の1か月予報(1月21日発表)によると、2月以降の気温は全国的に平年並みかやや高くなると予測されています。.
平成27年春との比較では、東北及び中国地方の一部でやや遅くなると予測されますが、その他の地方は前年と同様か、やや早くなると予測されます。例年との比較では、全国的に平年並みかやや早くなると予測されます。.


[平成28年春のスギ花粉飛散ピーク時期予測について]

九州地方では2月下旬、関東及び中国地方では2月下旬〜3月上旬、甲信地方では2月下旬〜3月中旬、北陸及び近畿地方では3月上旬、東北及び東海地方では3月上旬〜下旬、四国地方では3月中旬〜下旬にピークになる見込みです。このピークの前後10日から20日の間も花粉量がかなり多いので注意が必要です。.

今年は幸い花粉の飛散量は少ないようです。暖冬の影響で、飛散開始が少し早くなりそうなので、早めの予防が大切ですね。

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