最近はずっと、新型インフルエンザ関連のトピックスばかりです。定点観測でもついに第41週に報告数が10名を越え、注意報レベルに達しました。今から寒くなりますので、いよいよ流行の本番ですね・・・。年内にピークになるのでしょうか?冬に向かってずっと増え続けるのでしょうか?
2009年第40週のインフルエンザの定点当たり報告数は6.40(報告数30,765)となり、前週の値(定点当たり報告数4.25)よりも大きく増加しました。

京都市のインフルエンザの定点当たり報告数は,5.63(383例)で,第30週以降,増加しています。近畿の注意報基準値(10)を超えた保健所数は,22箇所で,先週(16箇所)に比べ増加しています。さらに,全国都道府県別では,4道県(北海道,愛知,福岡,沖縄)で10を越えています。


患者報告数が継続的に増加し始めた第28週以降第40週までの定点当たり累積報告数は30.74(累積報告数143,628)であり、年齢群別では10〜14歳44,490例(31.0%)、5〜9歳34,945例(24.3%)、15〜19歳22,932例(16.0%)、0〜4歳14,799例(10.3%)、20〜29歳11,469例(8.0%)の順となっています。特に夏季休暇終了後(第36週以降)に5〜19歳の年齢層の割合が増加し、流行の中心となっていることは明らかです。京都市でも年齢階級別にみると,第40週では「10〜14歳」,「15〜19歳」,「5〜9歳」の順に多くなっています。


第40週に京都市衛生公害研究所で遺伝子検査によりインフルエンザA型陽性となった53例は,すべて新型インフルエンザ(A/H1N1)[AH1pdm]です。

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