2019年度インフルエンザ情報 No.2 (2020/3/9更新)

2020年第9週の定点当たり報告数は4.77(患者報告数23,605)となり、前週の定点当たり報告数6.12より減少しました。都道府県別では北海道(13.79)、石川県(10.38)、大阪府(9.80)、岩手県(7.61)、愛知県(7.57)、京都府(7.02)、兵庫県(6.77)、奈良県(6.71)、岡山県(6.54)、沖縄県(5.83)、の順となっています。4府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、43都道府県で前週の定点当たり報告数より減少がみられました。グラフは第8週のものです。

京都市でも同様に少なくなっています。

京都府でも同じ傾向にあります。少なかった2014/15シーズンに近いグラフですが、B型の流行年なので、今はその時より少し多いようです。

ピーク時の週から「10」を下回るまでの期間は6週間で過去5シーズンと比べて平均的な長さとなりました。ピーク時の定点当たり報告数18.28は過去5シーズンで最も低かった2016/17シーズンの28.60を大きく下回りました。

年齢群別構成割合では、やはりB型の多い年の傾向で、15歳未満が70%を占めています。60歳以上の方が少なったようです。

分離されるウイルスは、直近の5週間(2020年第5週〜2020年第9週)ではAH1pdm09(72%)、B型(27%)、AH3亜型(1%)の順でした。全国的にはまだあまりB型は増えてきていないようです。

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