2019年度インフルエンザ情報 No.1 (2020/2/3更新)

2020年第4週の定点当たり報告数は18.00(患者報告数89,436)となり、前週の定点当たり報告数16.73より増加しました。都道府県別では高知県(33.83)、宮崎県(30.56)、長崎県(28.59)、佐賀県(27.51)、大分県(26.59)、愛知県(25.14)、福井県(24.19)、鹿児島県(23.68)、愛媛県(23.54)、福岡県(23.53)が報告数の多い順であります。33都道府県で前週の定点当たり報告数より増加がみられ、14県で前週の定点当たり報告数より減少がみられました。グラフは第3週のものです。

京都市の第4週の定点当たり報告数は15.25でした。立ち上がりが早かった割には注意報レベル以上には増えてこないようです。

京都府も同様の動きです。ここ数年の流行に比べると、随分山が低いです。

京都市の年齢別割合では9月の最初の報告の頃には10歳未満が6割くらいありましたが、報告数が増えるにしたがって15歳以上の割合いが増えてきます。年末は大人の方が多かったようですが、当院も含めて休み〜診療日数が少ないでしょうから、何とも言えないです。

B型はまださほど多くはないと思いますが、B型流行年にみられるように、15歳以下の感染者の割合が多いようです。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2019年第52週〜2020年第4週)ではAH1pdm09(90%)、B型(9%)、AH3亜型(1%)の順でした。今シーズンも今はAH1pdm09が多い傾向にあるようです。

ここ数年はA型は1種類が流行の中心になるのではなく、AH1pdm09から始まって、AH3が多くなってくる形を取っています。今シーズンはどうなるでしょうか?B型は増えてくるのでしょうか?

copyright(c) 2007Yamauchi Clinic. all right reseaved.

| 閉じる |