2017年度インフルエンザ情報 No.2 (18/1/29更新)

2018年第3週の定点当たり報告数は51.93(患者報告数256,833)となり、前週の定点当たり報告数26.44よりも増加しました。都道府県別では鹿児島県(86.53)、宮崎県(84.97)、福岡県(83.99)、大分県(82.40)、佐賀県(69.64)、長崎県(68.23)、静岡県(67.92)、熊本県(66.26)等々、西日本の報告数が多いようです。グラフは第2週のものです。
基幹定点からのインフルエンザ患者の入院報告数は2,370例であり、前週(1,742例)から増加しました。全47都道府県から報告があり、年齢別では0歳(75例)、1〜9歳(478例)、10代(86例)、20代(26例)、30代(35例)、40代(63例)、50代(105例)、60代(251例)、70代(416例)、80歳以上(835例)でありました。

京都市のインフルエンザの定点当たり報告数は第3週で38.96(2688例)となり、警報レベルの30を超えました。 京都市の本年と過去5シーズンの定点当たり報告数を比較すると、流行入りの時期は違うものの、第3週の時点で過去5年間の中で一番多くなっています。

京都府全体でも同様で、早い立ち上がりでここ5年間では一番多い報告数になっています。40を超えるのは久しぶりの事です。

年齢層では5〜9歳が最も多く、次いで1〜4歳、10〜14歳と子どもが多く、20歳以下で70%を占めています。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第51週〜2018年第3週)ではAH1pdm09、B型の検出割合がほぼ同程度で、次いでAH3型の順でありました。

予想通りB型の多い、流行の年になりそうです。報告数が多いので大流行に至るのか?当院周辺では、例年以上に多い、というようには感じられませんが、どうやら今がピークのようでありますので、手洗いを充分に、できるだけ換気をするように心がけてください。

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