2016年度インフルエンザ情報 No.4 (17/3/13更新)

今年はあまり大きな流行ではありませんでした。B型も出てきません。国立感染症疫学センター、京都市衛生環境研究所、京都府感染症情報センターのホームページから転記してまとめてみます。

2017年第9週の定点当たり報告数は13.55(患者報告数67,273)となり、前週の定点当たり報告数16.87よりも減少しました。都道府県別では長崎県(21.39)、石川県(20.96)、沖縄県(20.43)、佐賀県(20.33)、福井県(19.66)、福島県(19.25)、の順となっています。2道県で前週の定点当たり報告数よりも増加がみられましたが、45都府県では前週の定点当たり報告数よりも減少しました。
グラフは第8週のものです。

全国の定点当たりの報告数はピークの時期で40近くありましたが、京都では30であり、過去5年の平均値と同じくらいでした。

京都府でも同様です。流行の立ち上がりが非常に速かったのですが、ピークの時期は短かったでした。

年齢別では、5〜9歳が約13万、0〜4歳、10〜14歳がそれぞれ約9万人、70歳以上が約8万人、30代、40代がそれぞれ約7万人、20代、50代がそれぞれ約6万人、15〜19歳、60代が約5万人となっています。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2017年第5〜9週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順でした。

今年はやはりB型は流行らずに終わるようです。ピークの期間も短かく、当院でのインフルエンザの報告数は例年の平均よりは少なかったでした。

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