2016年度インフルエンザ情報 No.2 (17/1/23更新)

2017年第2週の定点当たり報告数は15.25(患者報告数75,576)となり、前週の定点当たり報告数10.58よりも増加しました。都道府県別では愛知県(24.74)、岐阜県(21.00)、埼玉県(20.21)、千葉県(20.04)、福井県(19.50)、の順となっている。44都府県で前週の定点当たり報告数よりも増加しましたが、3道県では前週の定点当たり報告数よりも減少がみられました。

京都市の過去5年間の報告の推移を見ると、例年定点当たり報告数が流行入りの「1」を超えた後、1〜2週間後に 注意報レベルの「10」、さらに1〜2週間後に警報レベルとされる「30」へと急激に増えています。またほとんどのシーズンが流行入 りから3〜6週後にピークを迎えています。

京都府でも同じです。もうあと少しでピークを迎えそうです。

定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約99万人(95%信頼区間:86〜113万人)となり、前週の推計値(約81万人)よりも増加しています。年齢別では、20代が約14万人、30代、40代、70歳以上がそれぞれ約11万人、5〜9歳が約10万人、0〜4歳、10〜14歳、15〜19歳、50代がそれぞれ約9万人、60代が約7万人となっています。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2016年第50週〜2017年第2週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順でした。

おそらくB型は流行らないであろう今シーズン。流行の立ち上がりは早くて、マスコミでも騒がれていましたが、山は低そうな印象でありますね。

copyright(c) 2007Yamauchi Clinic. all right reseaved.

| 閉じる |