2014年度インフルエンザ情報 No.5 (15/3/9更新)

もう総括が書けそうなほど少なくなっていますが…。1.2W前の情報になりますが、国立感染症情報センター、京都市衛生環境研究所等のホームページから転記してまとめてみます。

2015年第9週の定点当たり報告数は5.88(患者報告数29,059)となり、第4週の定点当たり報告数39.42をピークとして5週連続で減少しました。都道府県別では高知県(14.15)、福井県(10.81)、新潟県(10.38)、大分県(9.50)、岩手県(9.48)、秋田県(9.48)、北海道(9.39)、沖縄県(8.48)の順となっており、全47都道府県で前週の報告数よりも減少がみられています。グラフは第8週のものです。

京都市では流行のピークはお正月であったと思われます。今年に入ってからはずっと減り続けています。ピーク時はおそらく30は超えていたのではないでしょうか?

京都府医師会の有志の医師たちが報告しているものです。やはり傾向は同じ。B型は少ないですね。

大人の方の流行から始まって、学校や園で広がって行く…と言うのが毎年の繰り返しなのですが、今シーズンは1昨年のシーズンと同じような年齢構成になりそうです。10歳未満の罹患者は4割程度ですね。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、直近の5週間(2015年第5週〜2015年第9週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっています。AH1pdm09は殆どないと言って良さそうですね。

早々と終息宣言が出せそうな状況です。年末の罹患者が非常に多かったので、当院では今のところ昨年に次ぐ罹患者数となっています。診ている側にすると、あまり流行しなかった年、という印象であります。お子さんは少なかったでしたね。
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