2014年度インフルエンザ情報 No.4 (15/2/2更新)

インフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いています。2015年第1週はお正月休みの為に減少していますが、その後は全国的には増加し続けています。 第4週の報告数は都道府県別では宮崎県(86.05)、鹿児島県(78.59)、山口県(75.12)、熊本県(71.68)、大分県(71.57)、佐賀県(70.03)、沖縄県(65.16)、福井県(63.31)、愛知県(60.98)、福岡県(60.72)、岡山県(58.98)、長崎県(57.64)、石川県(53.60)、高知県(51.08)の順となっており、31都道府県で前週の報告数よりも増加がみられましたが、16府県では前週の報告数よりも減少しています。グラフは第3週のものです。

京都市ではおそらく、お正月の間、第1週が一番多かったのではないかと思われます。報告医療機関がお休みなので報告数は多くはありませんが、お休みの間にインフルエンザに罹った、急病診療所等に受診された、という方は非常に多かったでした。全国的には第4週もまだ増えているようですが。

京都府では横ばい状態のようです。京都府の北部、南部の地域は今も警報が続いています。

学校が休みのお正月の間は20歳以上の方が7割を占めていましたが、その後は徐々に少なくなり、教師では第4週では9歳以下が半数近く、15歳未満で6割を占めるようになっています。4歳以下の方はほぼ2割くらいを保っているようです。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況は、直近の5週間(2014年第52週〜2015年第4週)ではAH3亜型の検出割合が最も多く、次いでB型、AH1pdm09の順となっています。

京都では幸い峠を越えてくれているようです。今からぱらぱら集団発生をしているところもありますが。B型も出だして流行しています。が、今年はあまり多くならない年なので、多くならないと思われます。

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