2014年度インフルエンザ情報 No.1 (14/12/1更新)

テレビでインフルエンザが流行りだしました…という事が聞かれるようになりました。昨年の今頃は限られた小学校校区でB型が小流行していました。そして予想に反して結構な流行となりました。1昨年はインフルエンザの患者さんはいなくてお正月を迎え、あまり大きな流行ではなかったので、今シーズンはどうなるでしょうか?国立感染症情報センター、京都市感染症情報センター等のホームページから転記してまとめてみます。

インフルエンザの定点当たり報告数は2014年第42週以降増加が続いています。2014年第47週の定点当たり報告数は0.94(患者報告数4,619)となりました。都道府県別では岩手県(6.20)、福島県(2.76)、神奈川県(1.96)、東京都(1.92)、埼玉県(1.83)、愛媛県(1.80)の順となっており、41都道府県で前週の報告数よりも増加が見られました。下図は第45週のもので、まだ大きな変化はみられていません。

京都市でもインフルエンザの定点当たり報告数は第46週で0.19(13例)で、前週0.04(3例)より増加しています。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況では、今シーズンはAH3型が約86%を占めています。直近の5週間(2014年第43週〜第47週)ではAH3型の検出割合が最も多く、次いでB型の順となり、AH1pdm09は検出されていません。

いつもはずれる流行予測です。が、今年はB型は少ない年になります。AH3型が流行の中心になるようで、すでに感染している方が多いように思うので、全体に少ないのでは?と思いますが、どうでしょうか?

copyright(c) 2007Yamauchi Clinic. all right reseaved.

| 閉じる |