2013年度インフルエンザ情報 No.6 (14/5/19更新)

今週もまだインフルエンザの方は2名ありました。B型でした。流行は終息しています。2013/14シーズンのインフルエンザを国立感染症情報センター、京都市衛生環境研究所等のホームページから転記してまとめてみます。

第19週で全国の保健所地域で警報レベルを超えているのはまだ1箇所(沖縄県内)あります。それ以外に注意報レベルを超えている保健所地域はなくなりました。都道府県別の報告では沖縄県(8.55)岩手県(3.73)、福島県(3.26)、秋田県(3.25)、山形県(3.21)の順となっています。下図は第18週のものです。

京都市は0.66(45名)と第19週で、インフルエンザ流行開始の目安の1を切る状態になりました。ピークを過ぎてから10以下になるまで、随分多い状態が続きました。

大人の流行から始まり、冬休みが終わって学童の流行が始まる、という例年通りのパターンで、今年は10歳未満が半数を占めました。20歳以上は最14週あたりから占める割合が増えましたが、シーズントータルでは3割ほどでした。

国内のインフルエンザウイルスの検出状況をみると、AH1pdm09の検出割合が最も多く、次いでB型、AH3亜型の順となっています。直近の5週間(2014年第15週〜第19週)のインフルエンザウイルスの検出割合はB型、AH1pdm09、AH3亜型の順となっています。

4月上旬までですが、検出割合です。シーズン初めにAH1pdm09があったのがこの流行を示唆していたようですね。また昨年末にB型の割合が多かったのも、いつもとは違いました。

集計を始めた9年くらい前からのデータになりますが、今シーズンは、新型のでた2009/10シーズン、異常に多かった2年前の2011/12シーズンに次いで、3番目の報告数を記録しました。1番目、2番目はシーズントータルで1000人を超えていますので、そこまで多くなかったでしたが今のところ770人ほど。次に多かったのは、新型の出る前の2008/09シーズンです。この時もA型とB型と両方多かったでした。
いつも予測は当たったためしはないのです。AH1pdm09が流行することは予測外でした。来シーズンはどうでしょうか?B型は流行しない年になるので、少なくなるでしょうか?来季もAH1pdm09が流行るなら、罹っていない方だけ感染するのなら多くはならないかな??B型は治りにくくて厄介ですが、あまり重症な方は少なかったでした。
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