2013年度インフルエンザ情報 No.3 (14/1/20更新)

インフルエンザは上述の通り増えてきましたが、今年の流行の大きさはどうでしょうか?2年前はこんな感じで始まって、3週目に大大爆発しました。昨年は例年並みでした。また国立感染症情報センター、京都市衛生環境研究所等のホームページから転記して、まとめてみます。

2013/2014年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は2013年第43週以降増加が続いています。2014年第2週の定点当たり報告数は5.51(患者報告数27,100)となりました。都道府県別では沖縄県(19.90)、鹿児島県(9.28)、岐阜県(8.91)、高知県(8.71)、和歌山県(8.10)、熊本県(8.06)、大分県(7.81)、宮崎県(7.66)、佐賀県(7.64)、静岡県(7.27)の順となっており、全47都道府県で増加がみられました。全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは2箇所(大阪府1、沖縄県1)、注意報レベルを超えている保健所地域は53箇所(23道府県)と共に増加しました。グラフは第1週のものです。

インフルンザの定点当たり報告数は第52週1.07(73例),第1週0.96(65例)となっており、第52週に流行開始の指
標である1.00を初めて上回りました。京都市の過去のデータをみると、定点当たり報告数が1.00を超えたのち,6週間前後で流行ピークを迎えています。

定点医療機関からの報告をもとに、定点以外を含む全国の医療機関をこの1週間に受診した患者数を推計すると約34万人(95%信頼区間:31万人〜36万人)となり、30代が約6万人、20代、40代がそれぞれ約5万人、0〜4歳、5〜9歳がそれぞれ約4万人、50代が約3万人、10〜14歳、15〜19歳、60代、70歳以上がそれぞれ約2万人の順となっています。
京都市では第1週目は20〜29歳が最多、それ以上の大人の方が中心でしたが、第2週目は30〜39歳がまだ多いものの0〜4歳、5〜9歳の割合が増えてきています。

2013年第36〜2014年第1週の18週間では、インフルエンザウイルスの検出は、AH3亜型(A香港型)の割合が最も多く、次いでAH1pdm09、B型の順となっています。

この週末は診察終了後も、高熱が出だしたのですが…という電話がたくさんありました。インフルエンザの熱であるのか、検査はある程度の時間が経たないとできませんので、急病診等を受診する必要があるかも…。患者さんが増えているようで、行けていませんが応援要請はありました。週明けはインフルエンザの患者さんが増えているかもわかりません。ぼちぼちブレイクしだしたかのもわかりませんね。  

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