2012年度インフルエンザ情報 No.5 (13/4/8更新)

もう今シーズンのインフルエンザの総括もできそうな気もするのですが、今週はインフルエンザ情報です。国立感染症情報センター、京都市衛生環境研究所等のホームページから転記してまとめてみます。

2013年第13週の定点当たり報告数は4.38(患者報告数21,546)となり、第5週以降減少が続いています。都道府県別では石川県(13.40)、宮崎県(11.53)、愛知県(11.13)の順となっています。47都道府県全てで前週の報告数より減少しています。 全国の保健所地域で警報レベルを超えているのは47箇所(17府県)、注意報レベルのみを超えているのは14箇所(13県)と共に減少しました。

京都市の状況も同じです。ピーク時は5年間の平均よりも多かったのですが、現在では平均よりも少ない状態になっています。

ピークの時期も10歳以上の年齢層が半数以上を占める状態でした。

2012/13シーズン(2012年第36週/9月〜2013年第35週/8月)は当初よりAH3亜型が主に検出され、2012年第47週以降増加し始めました。年末年始は一旦減少しましたが、2013年第2〜4週をピークに再増加し、以降減少しています。B型は第3週頃から増えだしました。系統不明のものも多いですが、山形系統の方が優位でありました。A型、B型ともにワクチン株とは類似していました。

インフルエンザはほぼ終息、といって良さそうです。今シーズンは高齢者の死亡報告数も多くはなく、小児のインフルエンザ脳症の報告もほとんど聞きませんでした。新学期が始まってもおそらく流行は見られないと思われます。

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