2012年度インフルエンザ情報 No.3 (13/2/12更新)

2012/2013年シーズンのインフルエンザの定点当たり報告数は、2012年第43週以降増加が続いていましたが、第5週の定点当たり報告数は35.82(患者報告数177,271)となり、前週の報告数(定点当たり報告数36.44)よりも減少しました。定点当たり報告数の全国値は減少していますが、30道府県で前週の報告数よりも増加がみられています。
グラフは第4週のものです。ほぼ例年の平均のようです。

京都市では第5週がピークです。定点報告数は警報である30を超え31.22(2092)となりました。京都市で警報値を超えたのは、昨年に続いて2年連続です。昨年のピークは38.89でした。

年齢群別では5〜9歳約33万人、10〜14歳、30代がそれぞれ約26万人、0〜4歳約24万人、40代約23万人、20代約19万人の順となっています。全国の割合は第4週の者ですが、20歳以上が半分を占めています。

下図は京都市です。集団生活の開始にしたがって9歳までの年齢層が増えていますが、まだまだ10歳以上の割足が半分以上です。

2012年第36週〜2013年第4週までに国内では1,399検体のインフルエンザウイルスの検出が報告されており、H1pdm09が39件(2.8%)、AH3亜型(A香港型)1,267件(90.6%)、B型93件(6.6%)とこれまでのところAH3亜型が大半を占めている状態が続いています。

インフルエンザは峠を越えました。とはいえまだまだ地域的には横ばい状態です。昨年よりも今シーズンは年齢の大きい方のが多いです。大人の方はしんどくても受診されない方が結構おられるかと思いますので、実際はもっと多いのかもわかりませんね。

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