山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2008年4月7日〜4月13日

(第15週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
                0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
       
1
  1
    1
1
      4



感染性胃腸炎   2

1
4



2

2

2

1
  2

  3


  5




24




水痘
    1
                      1
手足口病
      1
                    1
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
    1
                      1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計
0
                          0
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
                          0

【今週のコメント】
  学校、幼稚園では新学期が始まりました。まだ入学式の終っていないところもあるようですが・・・。雨の多い、気温の低い1週間でした。桜は殆どのところで散ってしまいましたね。
  溶連菌感染症は、新学期が始まったところですのでまだ多くはありません。しかし、何回も繰り返して感染される方がありますね。これはやはり扁桃腺の感染性の差によるものでしょうか?湿疹が出るタイプのものに繰り返してかかる方もあります。感染性胃腸炎は今週は年齢の小さいお子さんが多かったです。ロタウイルスが陽性にでます。毎年この時期はポリオの接種の時期にあたり、下痢があるために受けられなかったり、ポリオの接種の後で下痢になったのが、副反応ではなく、ロタウイルスの腸炎だったりと、少しやっかいな時期であります。
  今は、新学期が始まったところで、病気の方は8月下旬から9月上旬の時期に次いで、少ない時です。これから暖かくなり、気温がもっと上がると夏風邪が増え、集団生活を始めだしたお子さんが繰り返して熱を出すようになってきます。治ったと思ったら又熱・・・。しかもかなり長期間続いたりと、しんどい状態になりますが、焦らずにゆっくり看てあげて下さい。

■今週のトピックス<インフルエンザ今年度総括 インフルエンザ脳症>

 今年は、昨年や1昨年のように4月にもインフルエンザの流行が見られる、ということは無いようです。全国的にも流行は終息しています。インフルエンザ脳症の報告も含めて、今年のインフルエンザの総括をします。

  今年は小流行でした。限られた地域では非常に早期に流行が始まりましたが、京都ではほぼ平年並みの流行の開始でした。AH1亜型(Aソ連型)が流行の中心で、後半は例年通りにB型の発生も見られましたが、あまり多くはありませんでした。

[インフルエンザ脳症]
  インフルエンザ脳症は急性脳炎の発生動向調査の一環として報告がなされていますが、2007年第36週以降これまでに16都道府県から28例(男性15例、女性13例)の報告があり、診断週別にみると、第4週および第5週の報告数が4例と多かったです。また、年齢別では1歳が5例と最も多く、8歳以下で21例と全体の75%を占めていた。都道府県別では大阪府5例、岡山県3例、福島県、栃木県、東京都、愛知県、福岡県、鹿児島県から各2例の順でした。都道府県別では大阪府や岡山県からの報告数が多いですが、これは必ずしも今シーズンのインフルエンザの流行状況を反映したものとは言い難く、まだ全ての発生例が急性脳炎例として報告されていない可能性があります。ウイルス型別では、A型22例(78.6%)、B型1例(3.6%)、型別不明5例(17.9%)となっており、今シーズンのインフルエンザの流行状況を反映して、大半がA型ウイルス由来でした。なお、28例中4例の死亡報告がみられていますが、これも全ての死亡例が反映されていない可能性があります。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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