山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2008年3月10日〜3月16日

(第11週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
            0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
      1
1
2

2

3


4



2

  1
   
16




感染性胃腸炎 1
1
3


3


1
5




  1
2

1
2

3


1
10
34





水痘
    1
1
2

1
                5




手足口病
            2

              2

伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
  1
                        1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
            1
              1
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計
2

                    1
    1
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
    1
                    1

【今週のコメント】
  14日は京都市内の市立中学校で卒業式が行われました。暖かい日でしたね。午後は汗ばむくらいの1週間でした。そしてスギ花粉は飛び始めました。風も吹いて、花粉症の方にとっては辛い日々が始まります。
  インフルエンザは今週は二人でした。もう流行は終息ですね。今後は昨年や、1昨年のように、4月、5月にもパラパラみられたりするのでしょうか?今年はB型の流行が殆どありませんでしたので、遅くまでインフルエンザが見られることは無いでしょうか?今週は御覧のように溶連菌感染症が非常に多かったです。おそらく1週間に16人というのは過去最高ですね。今まででは多くても10人でした。一部の地域の小学校で非常に流行しているようです。発疹が出るタイプの方も沢山ありました。2歳台の小さい年齢の方もあり、よっぽど菌が蔓延しているのでしょうね。感染性胃腸炎は年齢の小さい方が多い週でした。ロタウイルスは多いのでしょうか?まだひどく長引いている例は少ないですね。
  今週は小学校、幼稚園、保育所での卒業、卒園式があります。1年間はアッという間でした。年長さんで麻疹・風疹混合ワクチンの接種のまだの方は、3月31日までですので、忘れないで受けてくださいね。

■今週のトピックス<インフルエンザ情報No.8>

 御覧のようにインフルエンザは終息しました。今年は小流行でした。しかも殆どがAソ連型、という特異なパターンでしたね。

 

  感染症発生動向調査によると、2008年第9週のインフルエンザ定点当たり報告数は7.19(報告数34,204)であり、第6週以降減少が続いています。都道府県別では大分県(24.1)、宮崎県 (22.4)、長崎県(20.5)、福岡県(19.8)、佐賀県(19.4)、熊本県(18.2)、鹿児島県(13.5)、長野県(12.3)、山口県(11.3)の順であり、特に九州地域の県からの報告数が多いです。シーズン開始の2007年第36週から2008年第9週までの定点当たり累積報告数は121.5(累積報告数579,543)であり、都道府県別でみると宮崎県(190.2)、大分県(189.4)、熊本県(185.1)、三重県(182.0)、高知県(172.3)、静岡県(168.1)、福井県(168.0)、岩手県(166.6)の順となっており、九州および中部地域に報告数の多い県が目立ちます。京都はしたから数えて2番目、という少なさでしたね。

 

  2007年第36週以降のインフルエンザウイルスの分離報告数は全国47都道府県から2,657件で、内訳はAH1亜型(Aソ連型)2,435件(91.6%)、AH3亜型(A香港型)142件(5.3%)、B型80件(3.0%)となっており、報告の大半がAH1亜型である状態が継続しています。

  今年はワクチン株と流行株に差がみられたにもかかわらず、あまり流行はしませんでした。しかも全体に軽い、という印象でした。今年流行のインフルエンザの株に対して基礎免疫を持っている方が多かったのでしょうか?なかなかインフルエンザの流行様式は興味深いですね。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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