山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2007年11月12日〜11月18日

(第46週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
              0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
            1
  1
1
        3


感染性胃腸炎 1
1
7





1
  4



2

1
3


    4



  5




29








水痘
                            0
手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                          1
1
突発性発疹
  1
                        1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計

0
                          0
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
                          0
【今週のコメント】
  寒くなりました!冷たい雨も降りました。診察室には暖房が入る日も・・・。日曜日には近畿地方では木枯らし第1号が吹き荒れたそうです。もう冬ですね・・・。紅葉もまだまだだと思っていたのに、すでに散りきってしまった木も見られています。アッという間に季節が変わりました!
  感染性胃腸炎は多くなりましたね。今週は1歳代の方が多かったです。保育所で流行りだしたようです。突然の嘔吐があり、少し下痢は長引くようですが、おおむね軽い方が中心でした。腹痛が強く、血便の見られる例も多く、これらは大腸菌が原因の腸炎でした。溶連菌感染症は増えそうで横ばい。珍しく、大人の伝染性紅斑が1例でした。今年は全国的にもみずぼうそうは少ないようです。今週はゼロで、多くはなりません。インフルエンザはどうなのでしょうか?大人のA型陽性の方は居た、と聞きましたが、京都ではまだ報告は殆ど見られていません。当院でも検査結果で陽性になる方はおられません。
  マスコミではインフルエンザの早期の流行が連日のように?報道されているので、今はインフルエンザワクチンを受けられる方が非常に多く、待合はそのせいでとても混み合ってpり、診察に来られた方には非常に迷惑をおかけしています。ワクチン接種は診察時間を早く始めて対応したりはしていますが、それではとても間に合わない、という状況です。申し訳ありませんが、どうかご了承下さい。

■今週のトピックス<柑皮症>
  柑皮症という病名はお聞きになったことがあるでしょうか?子供さんの手や足が黄色いのですが・・・、と相談されるのがこれです。決して黄疸ではありません。少し前までは、みかんを沢山食べる寒い季節が多かったのですが、最近は飲みやすい野菜ジュースのおかげか、年中みられるようになりましたね。

[柑皮症とは?]
カロチンの過剰な摂取で皮膚が黄色くなることをいいます。
ミカン(蜜柑)のようにカロチンが多い食物を極端に過食すると、皮膚がミカンの皮のように黄色になることから、柑皮症といわれます。

[症状の現れ方]
手指や手のひら、足の裏、鼻翼などの色調が黄色調となります。カロチンは皮膚の角質層や表皮、皮下脂紡織に沈着しやすく、厚い角質層のある手のひら、足の裏がとくに黄色くなります。症状が強いと全身の色調が黄色くなります。黄疸の時のように眼球結膜が黄染しないのが特徴です。

[カロチンの多く含まれる食品]
ミカン、ニンジン、カボチャ鮭肝油、ウニ、赤色ヤシ油などのほか、スイカ、トマトの
赤い色もカロチンです。意外なところでは、シソ、海苔などにも多く含まれます。シソは食べ過ぎることはありませんが、海苔はおやつのように食べることがあるかも?

[治療]
特別な治療は必要ありません。特別な治療を行わなくても、カロチンの摂取量を減らすと皮膚の色調は正常にもどります。

  これは病気、というほどのものではないのですが、周りの方から、この子は皮膚が黄色い、黄疸ではないか?医者に診てもらわないといけない!と言われてこられる方が多いですね。別に体には全く問題も無い、放っておいても構わないようなものです。気になるのでしたら、カロチンの摂取量を減らして下さい。ただし、減らしても元の状態に戻るには、2〜3ヶ月はかかります。最近はβカロチンの過剰摂取でがんの発生率が上昇するとのデーターも発表になっているようですが??

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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