【今週のコメント】
寒くなりました!冷たい雨も降りました。診察室には暖房が入る日も・・・。日曜日には近畿地方では木枯らし第1号が吹き荒れたそうです。もう冬ですね・・・。紅葉もまだまだだと思っていたのに、すでに散りきってしまった木も見られています。アッという間に季節が変わりました!
感染性胃腸炎は多くなりましたね。今週は1歳代の方が多かったです。保育所で流行りだしたようです。突然の嘔吐があり、少し下痢は長引くようですが、おおむね軽い方が中心でした。腹痛が強く、血便の見られる例も多く、これらは大腸菌が原因の腸炎でした。溶連菌感染症は増えそうで横ばい。珍しく、大人の伝染性紅斑が1例でした。今年は全国的にもみずぼうそうは少ないようです。今週はゼロで、多くはなりません。インフルエンザはどうなのでしょうか?大人のA型陽性の方は居た、と聞きましたが、京都ではまだ報告は殆ど見られていません。当院でも検査結果で陽性になる方はおられません。
マスコミではインフルエンザの早期の流行が連日のように?報道されているので、今はインフルエンザワクチンを受けられる方が非常に多く、待合はそのせいでとても混み合ってpり、診察に来られた方には非常に迷惑をおかけしています。ワクチン接種は診察時間を早く始めて対応したりはしていますが、それではとても間に合わない、という状況です。申し訳ありませんが、どうかご了承下さい。
■今週のトピックス<柑皮症>
柑皮症という病名はお聞きになったことがあるでしょうか?子供さんの手や足が黄色いのですが・・・、と相談されるのがこれです。決して黄疸ではありません。少し前までは、みかんを沢山食べる寒い季節が多かったのですが、最近は飲みやすい野菜ジュースのおかげか、年中みられるようになりましたね。 [柑皮症とは?]
カロチンの過剰な摂取で皮膚が黄色くなることをいいます。
ミカン(蜜柑)のようにカロチンが多い食物を極端に過食すると、皮膚がミカンの皮のように黄色になることから、柑皮症といわれます。
[症状の現れ方]
手指や手のひら、足の裏、鼻翼などの色調が黄色調となります。カロチンは皮膚の角質層や表皮、皮下脂紡織に沈着しやすく、厚い角質層のある手のひら、足の裏がとくに黄色くなります。症状が強いと全身の色調が黄色くなります。黄疸の時のように眼球結膜が黄染しないのが特徴です。
[カロチンの多く含まれる食品]
ミカン、ニンジン、カボチャ鮭肝油、ウニ、赤色ヤシ油などのほか、スイカ、トマトの
赤い色もカロチンです。意外なところでは、シソ、海苔などにも多く含まれます。シソは食べ過ぎることはありませんが、海苔はおやつのように食べることがあるかも?
[治療]
特別な治療は必要ありません。特別な治療を行わなくても、カロチンの摂取量を減らすと皮膚の色調は正常にもどります。
これは病気、というほどのものではないのですが、周りの方から、この子は皮膚が黄色い、黄疸ではないか?医者に診てもらわないといけない!と言われてこられる方が多いですね。別に体には全く問題も無い、放っておいても構わないようなものです。気になるのでしたら、カロチンの摂取量を減らして下さい。ただし、減らしても元の状態に戻るには、2〜3ヶ月はかかります。最近はβカロチンの過剰摂取でがんの発生率が上昇するとのデーターも発表になっているようですが?? |