【今週のコメント】
おおむね過ごしやすい1週間でした。平年並みの気温で、街中の木々も少しずつ色づき始めています。観光シーズンの京都の街中は観光客であふれていますね。
さすがに感染性胃腸炎は増えてきました。嘔吐の症状は強いですが、大きいお子さんでは続いてはいません。年齢の小さいお子さんではどちらかというと、下痢が治らない、長期間続くようなタイプが多いです。家族内感染例も増えています。インフルエンザが例年に比べて異常に早いペースで増えている、と新聞に載っていました。これは2週前のデータを基にしたものです。京都以外の地域ではすでに沢山の患者さんの報告があるようですが、この近辺でも患者さんの発生はあまり聞きません。2年前も流行が早く、丁度この週にうちの医院でも、インフルエンザの第1号の患者さんが出ましたが、今年はまだです。2週前にインフルエンザの患者さんがあったらしい、と書きましたが、その子のことなのか、第43週で京都ではたった1例西京から報告がありましたが・・・。1歳以下になっていましたので、違うのかも??1歳以下の単発例はめずらしいですね・・・。今年の流行はどうなるでしょうか?なんだか早そうですね。その他では、1歳前後のお子さんで、熱が下がらず、咳もひどい、という例が増えています。今週は採血をしたお子さんが多かったです。
これからも少しずつ気温が下がり、1歩ずつ冬に近づいて行きますね。寒さ対策を十分にして下さい。
■今週のトピックス<インフルエンザ情報No.2>
今年は、かなり早いペースで、インフルエンザの患者さんが報告されています。まだまだかなり地域差があるようですが。またまた早いインフルエンザ情報です。
感染症発生動向調査によると、第43週の定点当たり報告数は0.20(報告数931)となり、前週の報告数(定点当たり報告数0.12、報告数563)から急増しています。都道府県別では、沖縄県(4.72)、神奈川県(0.57)、北海道(0.49)、岡山県(0.42)、東京都(0.40)、静岡県(0.38)、千葉県(0.37)の順となっています。沖縄県からの報告数は2週連続で減少しているものの、神奈川県、東京都、千葉県等の南関東地域や他の地域での報告数の増加が目立っています。2007年第36週から43週まで(インフルエンザでは第36〜翌年第35週を“シーズン”としています)の累積報告数
は4,499(定点当たり累積報告数0.72)であり、年齢別では5〜9歳1,379例(30.7%)、0〜4歳937例(20.8%)、30〜39歳551例(12.2%)、10〜14歳513例(11.4%)、20〜29歳395例(8.8%)の順です。5〜9歳からの報告割合は増加傾向にあり、20代、30代からの報告割合は減少傾向にあります。

第36週以降のインフルエンザウイルスの分離報告は北海道、千葉県、東京都、神奈川県、愛知県、大阪府、兵庫県、沖縄県の8都道府県から40件あり、うちAH1亜型(Aソ連型)が38件、AH3亜型(A香港型)が2件、B型は0件となっています。沖縄で分離されているウイルスは昨シーズンの続きなのかAH3型が多いようです。従って現在のインフルエンザ発生の原因ウイルスの主流はAH1亜型であると思われます。今分離されているウイルスは昨年流行したタイプのものに近い、ということです。(今年のワクチンは昨シーズンのものより変更されています!) |