山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2007年10月22日〜10月28日

(第43週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
              0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
          1
  1
  3


        5




感染性胃腸炎   4



2

  2

    1
1
  1
2

1
 
14



水痘
      1
1
        1
        3


手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
  1
                        1
百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計

0
                          0
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
                          0

【今週のコメント】
  週末は雨が続きました。やや蒸し暑く・・・、天気の良かった日曜日も暑さが戻ったようでしたが、秋晴れの爽やかな1日でした。
  今週は寒くなってきたせいか、溶連菌感染症が増えてきたようです。発疹の出ている人、典型的な口内炎の症状の出ている人、喉の赤みは少ないけれども、痛みが強いので調べた結果陽性になった人、等いろいろでした。今から冬の第2のピークに向かって増えていくのでしょうね。感染性胃腸炎は、週の終わりに1歳前後の小さいお子さんが急にたくさん来られ、ロタウイルス腸炎の時のように、便が白っぽくなっている方も多かったですが、いずれも調べても陽性にはなりません。今の時期はロタは殆ど見られませんね・・・。カンピロバクタ等の腸炎もパラパラ混じっています。これも多くなったり少なくなったりしながら、12月のピークに向かってどんどん増えていくでしょう。今年は例年どおりの増え方のようです。昨年のこの時期が異常だったのですね。来られた方と接触のあった方でインフルエンザのB型がでたそうです・・・。まあ、ぼちぼち出てくるかな?とは思っていましたが、B型とは意外(少ないかな?という予想ですし)、しかも集団生活のない1歳過ぎのお子さんだそうで、う〜〜ん、いったいどこから貰ったのか?B型ならあまり広まらない気もします。
  今は学芸会シーズンです。声を出しすぎた?せいばかりでもなく、声の出なくなるタイプの風邪が今は多いようです。あまり頑張りすぎないようして下さいね!

■今週のトピックス<インフルエンザ情報No.1>
  上述のように、ボチボチ京都でもインフルエンザが増えてくるのでしょうか?今年は随分早いインフルエンザ情報です。沖縄では患者数が多く、全国的にも愛知、静岡、、東京、神奈川の順に報告がみられています。
今年のインフルエンザの流行はどういう風になるでしょうか?

1. 昨シーズンの流行の規模は、中流行でした。周期的にはここ10年間、大、中、中、小、小、中、中、大、中、中流行と経過しています。ここ5年間は、小流行もなくほぼ中流行が続いています。抗体保有率が多いとも少ないとも言い難い状況で、今年も中流行規模以上にはなると考えます。
2. ウィルスの型でみると、昨シーズンはA香港型(H3N2)とB型が主流で、Aソ連型(H1N1)が協調して中流行でした。 A香港型(H3N2)は、ここ18年間連続して出現しています。今年も続くと考えます。Aソ連型(H1N1)は、2年連続して出現しました。ただその前4年は出現していません。これは継続するかどうか難しいところです。B型は一年おきに流行する傾向がここ10年の統計としてあり、今年は出現しない年にあたります。
Aソ連型(H1N1)が出現しA香港型(H3N2)と協調、そしてB型も出現すれば流行規模は小さくなります。しかし、Aソ連型(H1N1)が出現せずA香港型(H3N2)とB型の組み合わせになると、流行規模が大きくなる傾向があります。B型が出現せずA香港型(H3N2)のみの場合、過去は中流行でした。
3. 今年の6月〜8月の降水量をみますと、北日本で少なく東日本と西日本日本海側で平年並み、南西諸島と西日本太平洋側では多かったですが、流行規模が小さくなる因子になる程の大雨ではありませんでした。

  したがって全体的に、今年の冬のインフルエンザ流行の規模は中流行以上で、A香港型(H3N2)とB型のときは大流行、A香港型(H3N2)のみで中流行、A香港型(H3N2)とAソ連型(H1N1)とB型の組み合わせでも中流行になると予測します。

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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