【今週のコメント】
朝晩涼しくなり、秋の虫の音を聞きながら、きれいな中秋の名月も見ることができました。でも日中の暑さは相変わらずでした。が、土曜日の朝には急に気温が下がり、例年並みの気温なのかと思いつつ、前日の蒸し暑さと比べて非常に寒く感じました。
連休明けは高熱の続く夏風邪タイプの患者さんが多かったです。22日の土曜、非常に暑い中で運動会のあった学校もあり、子供も、見学していた大人も皆さんバテバテのようでしたね。今週は感染性胃腸炎は少ないようでしたが、今後寒くなるにつれて徐々に多くなっていくと思います。昨年は10月中旬から増えだし、例年よりも非常に早いペースで多くなりましたが、今年のこの暑さではどうなるでしょうか?今週はそれ以外の病気は突発性発疹のみ!報告する疾患が2種類のみとは、こんなことは今までには無かったかも??朝晩の気温の低さが又目立つようになってからは、やはりまた喘息の患者さんが増えてきています。発作を起こす頻度の少ないお子さんは、なかなか予防が難しいですが、風邪の時にゼーゼーいい易い場合は、咳や、呼吸の様子をしっかり見てあげて下さい。
これからは遠足、運動会、芋掘り、学芸会等、楽しい行事が多くなります。本来なら、爽やかで一番過ごしやすい時期のはずですが、来週日中はまた気温の上がる日もあるようです。この気温差が曲者ですね・・・。お気をつけ下さい。
■今週のトピックス<汗疹(あせも)>
今年はいつまでたっても暑かったので、汗疹がひどくて受診される方が、またいつまでたっても多かったですね。たかが汗疹、されど汗疹・・・。大人には少ないのに、何故子供は多いのか?少しお話したいと思います。
[汗疹とは?]
汗の出口がふさがれて炎症がおこったものです。あせもは一般的に赤いあせも(紅色)の事をいいますが、赤ちゃん、幼児には赤いあせものほか白いあせも(膿ほう様汗疹)があります。白いあせもは皮膚の浅いところに出来る為、痒みはほとんどありません。しかし、皮膚の少し深いところに出来るあせもでは強いかゆみを伴います。

[原因]
汗をたくさんかいても蒸発もできず、皮膚面へもなかなか流れ出にくいようなとき、汗孔や導管がつまり、汗が皮膚の中に溜まることによって起きます。湿疹になっているものが殆どで、その場合は汗疹性湿疹(かんしんせいしっしん)といいます。汗疹は体および四肢の衣服と摩擦する部位とか肘・膝・脇・頸・股などの間擦部(かんさつぶ)に多く出来ます。汗をかきやすく、体温調節の出来にくい乳幼児がなりやすいです。高温多湿の環境で働いたり運動した場合、発熱性の病気で大量に汗が出た場合、ギプスをした場合あるいは通気性の悪い衣服を着用した場合などにも多く発生します。なおアトピー性皮膚炎が夏季に悪化することが知られています。アトピー体質の人は汗の刺激に反応しやすく汗疹が出来やすいためと考えられます。
[症状・合併症]
汗疹は普通かゆみを伴い、赤いぶつぶつが皮膚に発生します。汗疹に細菌感染が加わると膿疱性(のうほうせい)汗疹になります。膿疱性汗疹から伝染性膿痂疹(のうかしん)(とびひ)や汗腺膿瘍になることもあります。またカンジダの皮膚炎を起こすことも多いです。
[予防と治療]
症状は、皮膚を涼しく乾いた状態に保つことで抑えられます。ボディーパウダーや制汗剤も役に立ちます。汗を増やす状態を避けるべきなので、エアコンで調節できる環境が理想的です。
皮疹が出たら、ステロイドのクリームかローションを用います。これに少量のメントールを加えたものを使うこともあります。しかし、局所用薬よりも、皮膚を涼しく乾いた状態に保つ方が効き目があります。
あせもの対策としては、単純ですがよく洗うことが一番のようです。できるだけ汗が出たままの状態で放っておかないことが、あせも対策として有効のようです。
(1)1日に何回もシャワーを使って汗分を流すか、冷たい気持のよい濡れたタオルで汗分をふき取りましょう。
(2)乾いたタオルなどで汗のかいたところをふいて摩擦しないようにしましょう。
(3)クーラー、除湿器を有効に使って湿度と温度を適度に調節しましょう。 |