【今週のコメント】
本当に暑い1週間でした!毎日毎日最高気温は30℃を越え、朝晩は蒸し暑かったです。連休後半の雨で、やっと少し気温は下がりました。でも、蒸し暑く、秋のすがすがしさとはまだまだ程遠いようです。
感染性胃腸炎は少しずつ増えています。年齢の小さいお子さんが多い週やら、幼児が多い週やら、色々ですね。やはり下痢よりも嘔吐の症状が目立ちだしています。家族内感染はありますが、大人の方は少ないですね。後はヘルパンギーナが暑いせいか、まだ見られます。今週は夏風邪タイプの高熱のお子さんが非常に多かったです。この週末に運動会のあった学校も多く、幼稚園、保育所は10月のようですが、この猛暑の中での練習の疲れか、幼稚園内でかなり大勢の方が休んでおられたようです。最近大阪、静岡等で、インフルエンザの小流行の話も聞きますので、調べる必要があるかな?と思いつつ、やはり咳も無い、ハナもでない、高熱だけのものなら、夏風邪なんだろうと、検査はしていません。
小学校は終わったところが多いようですが、幼稚園、保育所は来月が運動会で、これからもまだまだ練習が続きます。週明けからやや気温は下がるようですが、無理をしないように気をつけてください。
■今週のトピックス<麻疹・風疹混合ワクチンについて>
6月中旬以降少なくなっていた麻疹が、又少し報告数が増えているようです。非常に多くはなってはいませんが、心配ですね。もうすぐ就学時健診があります。麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種者がどのくらいいるのか気になるところです。
感染症情報センターでは昨年度の第2期のMRワクチンの接種状況を往復はがきを用いた質問票調査で全国1,828自治体を対象に、2006年10月1日以降2007年3月31日までに実施した対象者への周知方法、2007年度小学校入学予定人口、接種者数(第2期MRワクチン、第2期麻疹単抗原ワクチン、第2期風疹単抗原ワクチン)、同対象者への今年度の経過措置の有無に関して、2007年5月16日に調査票を配布し、調査しました。結果は以下の通りです。
[ワクチン接種率]
接種率に関する有効回答数は1,497(81.9%)で、2006年度第2期対象者における麻疹を含むワクチンの接種率[(第2期MRワクチン接種者数+第2期麻疹単抗原ワクチン接種者数)2007年度小学校入学予定人口]は、79.9%、風疹を含むワクチンの接種率[(第2期MRワクチン接種者数+第2期風疹単抗原ワクチン接種者数)/2007年度小学校入学予定人口]は、81.2%でした。麻疹を含むワクチンの接種率が95%以上を示した自治体が全国で216あったものの、50%以下である自治体が15ありました。京都府は残念ながら、順位では下から2番目の低さでした!!
しかもこれは、京都府としてのトータルの%ですので、京都府下では接種率が100%の自治体もあり(伊根町)、京都市では66.5%という低さです。さらに、同対象者における今年度の経過措置の有無に関しては、有効回答数1,484(81.2%)のうち、1,282(86.4%)が「実施する予定はない」と回答し、「実施している」または「実施していないが予定している」と回答した自治体は160(10.8%)という結果でした。京都市は勿論(!)実施する予定はありません!今年の1年生を診察した時に、MRワクチンを受けていない方は、結構見受けられますが、この年齢の方たちは、私費で接種するという方法しかありませんね・・・。
[麻疹排除計画案]
2007年8月10日に厚生労働省「第16回予防接種に関する検討会」から提出されました。
1.第1期、第2期に加えて、来年度から5年間の年限で中学1年生に相当する世代と高校3年生に相当する世代もMRワクチンを使用した2回目の定期接種の対象として積極的に接種勧奨を行うこと。
2.麻疹サーベイランスの全数把握体制への変更
3.国および地方自治体それぞれのレベルにおける「麻しん対策委員会」を設置すること 等。
国をあげての麻疹対策がやっと!いよいよ本格化しようとしています。今第2期MRワクチンの対象者、また来年度からですが、中学1年生、高校3年生のお子さんの保護者の方々には、くれぐれもワクチン接種を受けられますようにお願い申し上げます。 |