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山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10
■= 1
2007年8月27日〜9月2日
(第35週)
6
ヶ
月
迄
12
ヶ
月
迄
1
歳
2
3
4
5
6
7
8
9
10
14
15
19
20
歳
以
上
合
計
咽頭結膜熱 (プール熱)
■
■
■
0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
1
■
1
■
1
■
3
■
■
■
感染性胃腸炎
1
■
1
■
2
■
■
1
■
5
■
■
■
■
■
水痘
1
■
1
■
手足口病
0
伝染性紅斑(リンゴ病)
0
突発性発疹
1
■
1
■
百日咳
0
風疹
0
ヘルパンギーナ
2
■
■
2
■
■
麻疹
0
流行性耳下腺炎
1
■
1
■
RSウイルス感染症
0
インフル エンザ
6
ヶ
月
迄
12
ヶ
月
迄
1
歳
2
3
4
5
6
7
8
9
10
14
15
19
小
計
合計
0
0
20
29
30
39
40
49
50
59
60
69
70
79
80
歳
以
上
小
計
0
【今週のコメント】
9月を待たずして、早々と夏休み明けの授業が始まりました。8月27日からが多かったのですね!お地蔵さんも、終わってしまいました。週の半ばで雨が降ったので、その後の朝晩は随分涼しくなってくれました。日中晴れるとまだまだ暑いのですが・・・。
今週も報告する病気は少ないです。そのまま、来られる他の患者さんも少なく、待合は非常にすいています。報告する疾患の他に、お盆までは、
とびひ
、
虫さされ
、といった皮膚の病気で来られる方が多かったのですが、それも少ないです。
溶連菌感染症
の3人というのが、今は少ない時期ですので、この人数で多く感じてしまいますね。
ヘルパンギーナ
が、まだ少しみられます。
感染性胃腸炎
は非常に少なかったです。少し涼しくなってきたせいか、朝晩咳が強かったり、続いたり、
喘息
の発作をおこされる方も増えてきました。
まだまだ残暑が厳しい中、学校が始まり、今までどおりに秋に運動会がある学校もあり、いろいろな行事も増えてくることでしょう。少しひんやりと感じるくらい涼しい朝もあります。何時までもクーラーには頼らずに、工夫して気温差のある残暑を乗り切って下さい。
■今週のトピックス<経口補液>
先週は熱中症の話をしましたが、熱中症の予防や、下痢、嘔吐の強い時に勧められるのが、経口補液です。経口補液というのは下痢や発熱などによる脱水症状のときの水分補給用の補液のことです。ORS(Oral Rehydration Solution)と略されます。市販のスポーツ飲料は、ナトリウムの量(塩分)が少なすぎる、と言われています。今日は、何がいいのかをお話します。
[成分]
脱水症状では水分とともに血液中の電解質も同時に失われるため、水分だけでなくナトリウムやカリウムなどの電解質を一緒に補ってやる必要があります。ORSはWHOが提唱した経口補水療法に基づき、水分と電解質を補給できるように電解質やブドウ糖の濃度が調整されています。
[WHOの基準に基づいた市販品]
薬局で販売されています。
大塚製薬の「OS-1」と「OS-1ゼリー」:「OS-1」はポカリスエットの大塚ですから、まさに甘くないポカリスエットです。甘くない分しょっぱさが全面に出てくるので、子供さんにはちょっと飲みにくいかもしれません。「ゼリー」のほうは柑橘系の風味がもう少し強いのでこちらの方が飲みよいです。塩味はやっぱり残りますけど…。
ベビーフードでおなじみの和光堂の「アクアライトORS」:アクアライトは子供(乳幼児)向けなので、味に関しては問題ないです。味はりんご風味です。
これらの経口補水液の一番大きな違いはナトリウム濃度。OS-1 50 mEq/l アクアライトORS 35mEq/l カリウムは20mEq/lで同じ。WHOの推奨する経口補液水のナトリウム濃度は75mEq/lでどちらもそれに比べれば薄いです。下痢嘔吐による脱水の補正ということで言えばナトリウム濃度は高い方が効率がいいので、脱水があると判断した場合にはOS-1がいいです。ところがこちらの方が塩辛いので、脱水があるとのどが渇くので少々のものなら飲んでくれるはずですが、どうしても嫌がる子どももいます。とにかく飲んでくれなくては話にならないので、味にうるさいお子様にはアクアライトORSという事になりますね。
[家庭で作るには]
ベビーイオン水はNa25mEq/lで糖質4.6gなので、塩をティースプーン1/3杯強を加えるとNa40mEq/lになり飲みやすいです。
ポカリスエットはNa21mEq/lと少なく、糖6.7g/dlと高浸透圧です。しかし、500ml に食塩ひとつまみ(約1グラム)+レモンまたはオレンジの搾り汁少々加えます。これでナトリウム濃度は60mEq/lくらいになります。塩加減は症状とお好みで適当に増減。レモン汁はフレーバーとカリウムの補充を意図しています。
〈何も無い時〉
レシピ1
−
塩:2つまみ、砂糖:茶さじ山もり5杯。これを570mlの水=カップ3杯と大さじ2。これにオレンジを絞る。
レシピ2
−
塩:2g 砂糖:40g これを水1Lに溶かしレモンを絞る(味は加減して)
レシピ3
−
塩:茶さじ3/4杯 重曹:茶さじ1杯 砂糖:大さじ4杯 100%オレンジジュース:カップ1杯 以上を1Lになるように微温湯を加える。
いずれの場合も冷たく冷やすと飲みやすくなります。少しずつ飲むのであればおなかは冷えないので問題ありません。
スポーツ飲料は本来、汗をかいた時の塩分補給として出来たものだったはずですが、飲みやすさ、ということで少しずつ味が変わって、塩分が少なくなってきているようです。夏場にスポーツをしていて、こういったイオン飲料を飲んでるから、安心!とは言えないので、注意して下さい。今では私は、脱水のひどくない場合の糖分補給として薦めたりしています・・・。
点滴をする前に、こういった経口補液の作り方を覚えておけば便利ですね。夜中や、日曜日でもあわてなくても良いかも?
● リンク
京都市衛生公害研究所
国立感染症研究所感染症情報センター
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