山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2007年5月21日〜5月27日

(第21週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

19
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
  1
          1
A郡溶血性連鎖球菌感染症
          2

2

              4



感染性胃腸炎   2

5




  4



1
2

1
2

    2

  4



23



水痘
        1
  1
1
            3


手足口病
                            0
伝染性紅斑(リンゴ病)
                            0
突発性発疹
  1
1
                      2

百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
            1
              1
RSウイルス感染症                             0

インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計

0
                          0
20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
                          0

【今週のコメント】
  おおむね天気の良い1週間でした。金曜日には大雨でしたが丁度良い時に雨が降ってくれました。日中は非常に暑くなりましたね。爽やかな時期があまり無いように感じます。朝晩の涼しさが、まだ夏ではない、と教えてくれますが。いつの間にか日も長くなっています。
  今週は手足口病ヘルパンギーナといった夏風邪はありませんでした。咽頭結膜熱?という例が1例。咳もハナもあって、少し疑い例ですが・・・。みずぼうそうは流行している幼稚園はあるのですが、受診者はあまり多くありませんでした。気温差のある時期なので、咳の続いている人もまだまだ多いですが、ぼちぼち気温が上がっているので、年齢の小さいお子さんの間で、咳もひどく高熱が続いて血液検査が必要になるケースが増えてきだしました。毎年毎年、保育所に通いだしたお子さんの中に必ず数例は、1週間から10日に1度、またそれ以上に多いペースで熱を出される方がおられます。熱で休んで、下がって保育所に行ったとたんに又熱が出る・・・、の繰り返しです。気管支の弱いタイプの方が多いようですが、親御さんは大変、又、心配。でも、気長に感染を繰り返して抗体が付いていくのを待つしかないですね・・・。皆さん、次の年には見違えるほど元気になっておられますので!

☆麻疹ワクチン及び麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)について☆

  先週、麻疹ワクチンが無くなった旨を書きました。あの後、若干数のみ入荷しました。今のところ、麻疹ワクチンの接種歴が無く、麻疹にもかかった経験の無い方にのみ、接種しています。それも、いつなくなるか分からない状況ですが・・・。ワクチンの抗体価が落ちているかどうかの検査をしていましたが、それも検査試薬が無くなったために、検査不能になってしまいました!どうもマスコミ等の影響で、なんでもかんでも殺到してしまう傾向にあるようです。しかも、本当に困ったことに、絶対に打つことが必要なMRワクチンまで、入手困難になってしまいました。今ある少しの在庫のみで、以後はいつ入るか分からない・・・と言われてしまいました。非常に困った状況です。従いまして、誠に申し訳ありませんが、しばらくの間は、1期接種の方、又、全く麻疹、風疹のワクチンを打たれていない方を優先に接種させて頂きたいと思います。2期接種の方は申し訳ありませんが、MRワクチンの供給がもどるまで接種を控えさせて頂きたいと思います。
  どうぞご協力のほどよろしくお願い申し上げます。

■今週のトピックス<麻疹情報 No.3>
  今のところ京都では、まだ多くは無いようですが、2週前までの集計で3例のみです。が、これは小児科定点のみの報告で全例報告ではありませんので、実際にはもう少し多いと思います。休日診療所での発生例や、高校、大学での発症を聞いていますので、もう少ししたら増えてくる可能性はあります。全国的にも、関東地方以外にも広がりを見せています。今までの流行例では6月がピークです。まだまだ増えそうです。

  感染症発生動向調査によると、全国約3,000カ所の小児科定点からの麻しんの報告数は、2007年第19週は26都道府県から214例(定点当たり報告数0.071)と前週の88例(定点当たり報告数0.030)よりも大幅に増加しました。都道府県別では千葉県56例、埼玉県35例、東京都31例、神奈川県22例、北海道、大阪府各10例、山梨県7例、栃木県6例、長野県5例、宮城県4例、茨城県、群馬県、鹿児島県各3例の順であり、南関東地域からの報告数が増加すると共に、その周辺地域のみならず遠隔地域においても患者発生がみられています。2007年第1〜19週までの小児科定点からの累積報告数は691例であり、既に2005年、2006年の1年間の累積報告数(それぞれ537、519)を上回りました。都道府県別では埼玉県168例、東京都109例、千葉県107例、神奈川県56例、大阪府30例、栃木県24例、北海道、鹿児島県18例、茨城県17例、長野県15例、宮城県、山梨県、愛知県各14例、兵庫県、徳島県各12例の順となっています。累積報告数の上位5都府県の報告数の週別推移をみると、第19週の報告数は5都府県ともに2007年の最高値となっています。

 

 

 

  累積報告数の年齢別割合では0〜4歳の報告割合は39.7%と例年と比べて低く、10〜14歳の報告割合は33.9%と例年よりも高くなっています。全国約450カ所の基幹定点からの成人麻しん(届出対象は15歳以上)の第19週の報告数は53例(定点当たり報告数0.117)と前週の25例(定点当たり報告数0.055)よりも大幅に増加しました。都道府県別では東京都19例、宮城県6例、埼玉県、千葉県、島根県から各4例、北海道、山梨県から各3例、山形県、神奈川県から各2例、茨城県、富山県、石川県、兵庫県、和歌山県、大分県から各1例の順であり、東京都は第15週以降増加が続いています。2007年第1〜19週までの累積報告数は208例であり、都道府県別では東京都90例、神奈川県21例、埼玉県16例、宮城県15例、長野県10例、群馬県7例、茨城県6例の順となっています。東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県の南関東地域からの累積報告数は132例と全体の60%を超えています、他地域からの報告数も増加傾向にあります。累積報告数の年齢別割合では、20〜24歳(36.5%)、15〜19歳(24.0%)、25〜29歳(21.2%)、30〜34歳(11.5%)の順であり、29歳以下で全報告数の80%を超えています。

 

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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