山内医院では、厚生労働省感染症サーベイランスを1週間単位で実施し、保健所に報告しています。そのデータをもとに、分かりやすく加工し直したのが、このページです。いまこの地域ではどんな病気が流行っているのか、感染防止の目安にして下さい。
■= 10 ■= 1
2007年1月29日〜2月4日

(第5週)
6


12


1
2 3 4 5 6 7 8 9 10

14
15

20
20



咽頭結膜熱 (プール熱)
              0
A郡溶血性連鎖球菌感染症
            2

  3


1
1
     
7





感染性胃腸炎   1
2

1
2

4



  2

2

1
1
5




1
3


25





水痘
                    1
      1
手足口病
    3


1
                    4



伝染性紅斑(リンゴ病)
                1
  1
    1
3


突発性発疹
    2

                      2

百日咳
                            0
風疹
                            0
ヘルパンギーナ
                            0
麻疹
                            0
流行性耳下腺炎
                            0
RSウイルス感染症 1
1
                        2


インフル エンザ 6


12


1
2

3

4 5 6 7 8 9 10

14
15

19

合計
39









  1
1
1
1
1
2

  2

1
2

16




1
29








20

29
30

39
40

49
50

59
60

69
70

79
80


           
4



4



1
1
                  10

【今週のコメント】
  天気予報の通りに週末は寒波到来、京都市内でも雪か降り、少し積もりました。でも、天気が良いので、あっという間に溶け、来週は又、暖かくなるということです。
  さすがにインフルエンザはこの寒さで増えてきました。しかし、増え方のペースは勿論緩徐。例年なら後2,3週でピーク、というところですが、どうでしょう?よく似た流行状況の2000〜2001年のシーズンではピークは第12週でした。まだまだ、一部の小学校ではB型が多いですが、他地域ではA型中心で少しずつ増えています。全く流行していない小学校もあります。幼稚園児が少ないですね。8歳以下が極端に少ないです。インフルエンザに混じって、溶連菌感染症の患者さんも目立ちます。のどを見れば、インフルエンザではなく溶連菌ですね、という状況に変わります・・・。感染性胃腸炎も少し年齢の小さいお子さんはロタ?というようなケースがふえてきました。この寒い時期に手足口病が流行っている保育所があるので、年齢の小さいお子さんで多いです。鳥インフルエンザが今季は日本で4箇所も発生しています。どこまで増えるのか、養鶏業者にとっては大きな問題ですね。新型インフルエンザはいつ生まれるでしょうか・・・全体に軽いとはいえ、インフルエンザはじわじわ増えつつあります。山の家等の行事の多いこの季節。行くことよりも、体を休めることを優先して下さいね。

■今週のトピックス<インフルエンザ情報 No.4 >

  予想通り、今週半ばにインフルエンザの流行期に入ったとの厚生労働省の発表がありました。2週遅れの発表と市中で流行りだしたという感覚がほぼ一致しますね。他地域ではA型が多いようです。
  感染症発生動向調査によると、2007年第3週の定点当たり報告数は1.06(報告数4,960)であり、今シーズンでは初めて、全国的な流行の指標である定点当たり報告数1.0を上回りました(図1)。
都道府県別では宮崎県(3.6)、福島県(3.2)、愛知県(2.8)、山形県(2.6)、岐阜県(2.1)、滋賀県(2.0)、福岡(1.7)、茨城県(1.6)、京都府(1.6)の順ですが、九州、近畿、中部、および北関東〜東北地方南部の地域において、全国平均を上回っている府県が多いです(図2)今年は、流行している府県としていないところとの落差が随分激しいです。例年のように西側から、東側に増えてくる、ということでもないようです。

 

 

  今シーズン(2006/07シーズン)のように、定点当たり報告数が1月以降に初めて1.0を上回ったシーズンは、1996/97シーズンから昨シーズン(2005/06シーズン)までの過去10シーズンでは、計3回(2000/01シーズン、2001/02シーズン、2004/05シーズン)みられています。過去10シーズンで12月中に流行開始となったシーズンでは、ピークは第4〜5週となっているのに対して、1月以降に流行が開始したシーズンではピークはより遅い時期となっています。(2000/01シーズンは第11週、2001/02シーズンは第8週、2004/05シーズンは第9週)(図1)。今後、インフルエンザの報告数はピークに向けて更に増加してくるものと予想されます。
  始まりは多かったB型も、少なくなっているわけではありませんが、今シーズンは混在型の流行です。少なかったAH3型も増えてきています。先週も述べたように、B型のウイルスは流行した2年前とは少し変異していますので、2年前に感染して、そして又今シーズンも感染した・・・というお子さんはみられています。しかもワクチンをうっていても!ワクチンは予想とは外れていませんので、つくずく、B型は抗体の上昇が悪いようですね。

 

● リンク
京都市衛生公害研究所 国立感染症研究所感染症情報センター

 

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